【宝塚記念】ブラック“吉兆”8枠ゲット!リベンジV確率上昇

[ 2017年6月23日 05:30 ]

洗い場で汗を流されリラックスするキタサンブラック
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 ブラック幸運枠ゲット!!上半期を締めくくるドリームレース「第58回宝塚記念」の出走馬&枠順が22日、決まった。キタサンブラックは13年から4連勝中のラッキー[8]枠を引いた。ツキも味方にファン投票1位選出御礼の走りを見せるか。一方、全5勝中4勝をやや重〜重で挙げる伏兵スピリッツミノルは雨予報を味方に波乱を呼ぶか。なお、同レースは、24日から前売りされる。

 断然の主役キタサンブラックにはツキもある!?22日午後2時に決まった枠順は[8]枠10番。投票所で馬番を確認した清水久師は「特に気にしていなかったです」と余裕の笑みを浮かべながら「ゲートの駐立でちょっとソワソワするところがあるから、待たされる時間が短い(後入れの)偶数枠は良かった」と歓迎した。

 古馬になって以降、出走した9レースで初めてとなる2桁馬番。これまでは(7)→(1)→(3)→(1)→(1)→(1)→(5)→(3)番と不思議!?なぐらい内枠が多く、内枠有利なレースでは幸運も味方に結果を残してきた。久々の外枠に入ったが、近年の宝塚記念に限っては吉兆といえる。13年以降、[8]枠の馬が4連勝中。昨年の当レースは3番ゲートから3着に敗れたが、外枠ならリベンジVの確率はさらに上がる。

 外枠有利な傾向には開催時期が影響。最終週の馬場に加え、雨の影響を受けやすい梅雨時だけに馬場の荒れた内側より、外をスムーズに走れる外枠が有利だ。特に、時計がかかれば外枠の信頼度はアップする。

 10年以降、勝ち時計が「2分10秒台」の高速決着だった11&12年以外は全て[8]枠に入った馬が優勝。13&14年連覇のゴールドシップは力が違っただけかもしれないが、10年は17番ナカヤマフェスタ(8番人気)、近2年も16番ラブリーデイ(6番人気)、16番マリアライト(8番人気)と[8]枠の伏兵が波乱を演出した。

 先週までの阪神は好天に恵まれ、レコード決着が続出したが、週中の水曜に大雨が降り、レース当日の阪神競馬場付近は降水確率80%の予報。一気に時計のかかる馬場に変わる可能性は十分ある。清水久師は「雨も大丈夫。ゲートセンスもあるし二の脚も速い。あとはジョッキーに任せるだけ。小細工なしに乗ってくれるでしょう」と宝塚記念4勝の名手・武豊に全権委任の構え。枠順も味方につけたスターホースが、ファン投票1位の期待に応えるお膳立ては整った。

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2017年6月23日のニュース