東京5週連続G1も天才・武豊が主役!有力馬と参戦予定

[ 2017年5月6日 05:30 ]

コパノリッキーのG1かしわ記念制覇で握手する小林オーナー(左から3人目)と武豊
Photo By スポニチ

 4月30日、天皇賞・春(G1、芝3200メートル)が京都競馬場で行われた。勝ったキタサンブラックの圧巻の強さを引き出したのは天才・武豊だった。「タフなレース」とハイペースを読みながらも「この馬なら」と直線手前で先頭に立つ積極的な競馬で06年ディープインパクトの記録を0・9秒も破るレコード勝ち(3分12秒5)を演出した。

 4月に行われた4つのG1は大阪杯1着、桜花賞2着、皐月賞3着、天皇賞・春1着と絶好調の武豊は、5日のかしわ記念(G1、船橋ダート1600メートル)もコパノリッキーで勝利。7日NHKマイルC(G1、東京芝1600メートル)から6月4日安田記念(G1、東京芝1600メートル)にかけて行われる東京競馬場5週連続G1でもさらなる存在感を発揮したいところだろう。

 第1戦の3歳マイル王決定戦・NHKマイルCには前哨戦のニュージーランドT(G2、中山芝1600メートル)を制したジョーストリクトリ(清水久厩舎)で参戦予定。管理する清水久師とはキタサンブラックでもタッグを組んでいる。「キタサンコンビ」で2週連続のG1制覇となるか。

 第2戦は14日の古馬牝馬限定のヴィクトリアマイル(G1、東京芝1600メートル)。昨年4着のスマートレイアー(牝7=大久保厩舎)は14年8着、15年10着と今年で4度目の挑戦。前走・京都記念(G2、京都芝2200メートル)でも牡馬にまじって2着に健闘し、健在ぶりをアピールした。

 3歳クラシックの2戦も期待大だ。21日オークス(G1、東京芝2400メートル)には桜花賞2着のリスグラシュー(矢作厩舎)が、28日の日本ダービー(G1、東京芝2400メートル)には皐月賞3着のダンビュライト(音無厩舎)がそれぞれ控える。

 最終戦6月4日の安田記念には「今年の軸の一頭」と位置づけるエアスピネル(牡4=笹田厩舎)と参戦予定。ここまでデビューから11戦すべてで手綱をとっている。年始の京都金杯(G3、芝1600メートル)を勝利後はマイル重賞で3着→2着と堅実な走り。春の大目標である安田記念で悲願のG1初制覇を目指す。

続きを表示

この記事のフォト

2017年5月6日のニュース