「一日を大切に」平山師が不変の信条でつかんだ南関重賞初制覇

[ 2017年2月24日 05:30 ]

エンパイアペガサスで重賞初制覇を飾った平山師(左)
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 【地方競馬です!!】平山真希師(36=浦和)が8日、船橋・報知グランプリCのエンパイアペガサス(牡4)で念願の初重賞Vをつかんだ。浦和リーディングは昨年まで3年連続で小久保師に次ぐ2位。南関でも15年9位、16年8位と躍進を続ける開業5年余りの厩舎に大きな弾みがついた。また、南関での女性調教師による重賞Vは川崎・安池師(05年浦和桜花賞ミライ)以来の快挙だった。

 「騎手時代(00〜11年、856戦25勝)は騎乗馬確保が先決だった。どうしても馬の世界で生きたくて調教師に。いつかは(重賞制覇を)実現しなければと思っていました」と師。さらに「うまくいきすぎているぐらい…」と謙遜するが、信じて積み重ねてきたことが実を結んでいるのだろう。一日一日の大事さを常に意識している。「人間もそうですよね。馬も同じ動物。言葉を話せない分、フォローしなければ」。

 殊勲のエンパイアペガサスは栃木県内の牧場でササ針休養中。再始動戦はオーナーとじっくり相談して決める。「体重が減っているわけではないけど、体の線が細く見える。いいリフレッシュになると思います」とニッコリ。今後は生え抜き馬でのタイトル獲得や、地元浦和の重賞も厩舎の目標。変わらぬスタンスで一歩ずつ前へ進んでいく。(池田 裕文)

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2017年2月24日のニュース