【中山記念】香港帰り初戦!ネオリアリズム態勢万全12秒5

[ 2017年2月24日 05:30 ]

単走で鋭い伸びを見せるネオリアリズム
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 美浦では中山記念の木曜追いが行われ、ネオリアリズムがパワフルな脚さばきを見せた。

 昨年12月の香港マイル9着後、帰国初戦のネオリアリズムはWコースで単走。道中からスピードに乗り、直線もしっかり追われる意欲的メニュー。5F68秒6〜1F12秒5。四肢をしっかり伸ばし、パワフルな脚さばきで駆け抜けた。森助手は「1週前は若干重めだったので、レース当週としてはしっかりやった。休み明けで反応が鈍い面はあるけど、出走態勢は整っている」と合格点を与えた。

 5歳の昨年はメキメキ地力強化。8月札幌記念で同じ堀厩舎の同期モーリスを退け、堂々の逃げ切りで重賞初V。11月マイルCSも3着に頑張ると、香港マイル(9着)に勇躍挑戦。同助手は「前走は検疫の時から環境の変化になじめず、食欲も落ちて力を出せなかった」と敗因を挙げている。ノーザンファームしがらき(滋賀)でオーバーホールした後は1月27日に美浦帰厩。「遠征の疲れはもうない。水曜(22日)の計量で519キロ。輸送を考慮して、500キロ台後半(前走499キロ)で出せそう」と順調な過程に目を細める。

 3週連続重賞制覇で勢いに乗るM・デムーロを新パートナーに迎えた始動戦。「(前2走の)ワンターンより、コーナー4回のレースの方が走りやすいと思う。うまく折り合って、リズム良く走れればいい勝負になるはず」と同助手は前向きに結んだ。コーナー4回はモーリスを破った札幌記念と同じシチュエーション。絶好調の鞍上を背に、G1馬4頭をまとめて撃破する舞台設定は整っている。

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2017年2月24日のニュース