【細原・騎手で獲る 特別編】15日中山10R 重賞2勝ウキヨノカゼの底力に期待

[ 2017年1月15日 08:00 ]

 栗東トレセンをメインにする関西記者にとって夏場の北海道は絶好の取材チャンス。普段は話が聞けない関東馬でも北海道シリーズでは現地で直接、感触を確かめることができるのだ。一昨年夏のキーンランドC取材で“おいしい思い”をしたのがウキヨノカゼだった。3歳時にクイーンCを制しながらも、その後は心身のバランスが噛み合わず低迷。当時は降級して準オープンを勝ち上がったばかりの伏兵扱いだった。菊沢師に状態を聞くと「もともと能力は高い馬で、ようやく走りがしっかりとしてきた。ここでも力は十分通用する」と歯切れのいい返答。一度波に乗ると調子を維持するタイプの馬だっただけに、自信の◎で勝負した。その結果、単勝&3連複ゲットで高級腕時計が買えるぐらいの儲けが出た。それまで散々の北海道シリーズだっただけに、まさに会心の一撃だった。

 中山10RニューイヤーSはそのウキヨノカゼで再度勝負したい。長期休養明けの前走は外を回って好内容の0秒3差4着。重賞2勝の底力は健在だった。前述の通り一度調子をつかむと、それを維持するタイプで今回も使った反動も少ないはず。スムーズな競馬ができれば牡馬相手でも力は十分通用するはずだ。馬券は馬連&馬単。相手はグランシルク、グァンチャーレ、ブレイブスマッシュを厚めに、ウインファビラス、マイネルアウラート、ダイワリベラルを押さえる。

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2017年1月15日のニュース