【京成杯】ミスターX 奥村厩舎期待の素質馬イブキに◎

[ 2017年1月15日 05:30 ]

 中山11R・京成杯はイブキだ。先週、フェアリーS(ライジングリーズン)を制した奥村武厩舎の期待の素質馬。前走後にヒザの骨膜炎を発症したために約4カ月半の間隔が空いたが、Wコースでの最終追いを見れば状態は戻ったと見ていい。体全体を使ったダイナミックな動きで、1000万条件の格上馬(シルクブルックリン)に楽々と1馬身先着。騎乗した柴田善も「今日の感じは凄くいい。気持ちも入って動きが楽だった」と太鼓判だ。

 しぶとく伸びるタイプだけに前走・新潟2歳S(3着)のような切れ味勝負は分が悪かった。デビュー2戦は東京→新潟だったが、機動力が生きる小回りの方が合うイメージ。師は加えて「平たんで瞬発力勝負の新潟より、(開催が進んだ)今の中山の方が合う」とパワーの要る馬場も歓迎する。抜けた相手も見当たらないここで厩舎に重賞2勝目をプレゼントする。馬単(3)から(1)(2)(7)(8)(14)(15)へ。

 京都11R・日経新春杯はミッキーロケットを指名だ。前走の菊花賞5着を高く評価。勝ち馬サトノダイヤモンド(15年有馬記念V)の活躍はもちろん、2着レインボーラインが15年ジャパンC(6着)で見せ場を作り、3着エアスピネル(16年京都金杯)、13着ミライヘノツバサ(16年迎春S)までもが次戦で古馬を撃破した。ロケットは2走前・神戸新聞杯でサトノダイヤモンドに首差の2着。初の古馬相手でも十分に力は通用する。

 京都2400メートルは16年梅花賞で2着の実績。重馬場でメンバー最速の脚を繰り出しており、雪の影響が残りそうな今日もしっかり脚は使えそうだ。ハイレベル4歳世代の地力を素直に信頼したい。馬単(8)から(4)(6)(9)(10)(11)へ。

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2017年1月15日のニュース