【阪神JF】リスグラシュー 出遅れ響く、最後伸びるも2着まで

[ 2016年12月11日 19:00 ]

<阪神11R・阪神JF>直線抜け出したソウルスターリング(左端)が優勝。C・ルメールはこの日6勝目
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 大外18番のリスグラシューは、前のめり気味のスタート。出遅れた。約3完歩ほどのロスだ。しかし、鞍上はすぐにリカバリーしつつ、後方からの競馬で腹を括った。

 3角過ぎから徐々にポジションを上げスパートをかけるも、枠順が仇(あだ)となり、直線も大外に持ち出すしかなかった。

 上がり3Fはメンバー最速。非凡な瞬発力で勝ち馬を猛追したが、1馬身1/4差及ばなかった。に引き揚げてきた戸崎は険しい表情で「最後はしっかりと伸びて来ているけど、ゲートがね…」と、悔しさを押し殺すのが精いっぱい。

 入厩当初から完成度が高く、矢作師も早くからクラシックを意識した逸材。トレーナーは「土曜も内が伸びていたので嫌な予感はしていた。枠は言い訳にはしたくないが、そういうのもあった。ただ、最後は力を示してくれたし、次につながる内容だったと思う。来年の春は巻き返したい」とリベンジに燃えていた。今後は桜花賞(4月9日、阪神)に向け調整される。

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