即PATの新規申し込みが5割増 初の海外馬券発売の効果か

[ 2016年10月4日 05:30 ]

 インターネット投票のみで発売された凱旋門賞の馬券。発売当日の2日は、当日申し込みで利用が可能な即PATに、約8000人の新規会員が登録した。JRA広報部は「マカヒキと海外馬券そのものに対する関心が高かった」と分析。最近1カ月の新規申し込みも、例年の同時期に比べて5割ほど増えているという。

 馬券は午前10時から発売を開始したが、売り上げはスプリンターズSが確定した午後4時以降から伸びた。発売自体については大きなトラブルもなく推移。同広報部では「今後はレースによって平日や早朝が締め切りのケースも出てくる。どんな売れ方をするのか興味深い」としている。

 一方で、「買い方が分からないので教えてほしい」というファンからの問い合わせも多数。中には、ネット投票のみであることを知らず、競馬場やウインズの窓口で凱旋門賞の馬券を求めるファンもいたという。JRAでは主要ウインズにサポートデスクを設置するなどして対応した。想定を大きく上回る41億円を売り上げた初の海外馬券発売。次の発売はカレンミロティックが出走を予定している豪州G1メルボルンC(11月1日、フレミントン)が濃厚。今後はファンへの発売方法の周知徹底などが課題となる。

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2016年10月4日のニュース