【アイビスSD】ネロの舞台!重賞初Vへ“直千”一気

[ 2016年7月26日 05:30 ]

待望の“直千”で重賞初制覇を狙うネロ

 新潟開幕週のメインはサマースプリントシリーズ第3戦「アイビスサマーダッシュ」(31日、芝1000メートル)。直線競馬の“スペシャリスト”ネロ(牡5=森)は、この中間の坂路で猛時計を連発し順調ぶりをアピール。得意舞台で重賞初制覇を狙う。

 清永助手は「昨年からここ目標と決めていた。1年かけて力強さが加わり、走りが完成されてきましたね」と万全の態勢を強調。17日に坂路併せ馬で4F48秒2~1F12秒7の自己ベストをマーク。さらに3日後の1週前追いでも坂路単走で、馬なりのまま楽々と4F49秒0~1F12秒1の超抜タイムを計時。「これだけ時計が出るのは高いスピードが必要。素質は一級品」と手応え十分だ。

 ネロは芝1000メートル戦【2・2・0・0】と底を見せていない。昨年はスプリント戦の京洛S→ラピスラズリSとオープンを連勝し賞金加算に成功。ピッチ走法で小脚を使え、スッと流れに乗れる器用さは短距離戦では大きな武器。「切れる脚はないが、スピードの持続力は他馬にはないものを持っている。気性的にも(直線1000メートルは)合っている」と同助手。真夏の越後決戦を制し飛躍の秋にする。

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2016年7月26日のニュース