【桜花賞】ジュエラー 叩いて上積み十分、スタートもOK

[ 2016年4月8日 05:30 ]

降雨の中、厩舎周りを運動するジュエラー

 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は、桜花賞にジュエラーで挑む藤岡師を直撃した。

 ――ジュエラーの前走(チューリップ賞2着)は放牧明けにもかかわらずマイナス6キロの498キロ。

 藤岡師 前々走(シンザン記念2着)が気持ち太くプラス10キロで500キロ台に乗っていました。前走はガレたわけではなく、まだ余裕残しという感じでした。

 ――スタートはその前2走より出ました。

 新馬戦は話にならなかったけど、2戦目はそれなりに出ました。ただ挟まって下がってしまっただけ。前走も出ているし、スタートに関してはだいぶ心配なくなっています。

 ――向正面では少し行きたがる素振り?

 いえいえ。それまでに比べれば普通に走ってくれていました。道中もスムーズだったと思います。

 ――4コーナーで前に馬がいて進路に迷う感じ。

 そうですね。でも一瞬だけでした。それが勝ち負けに響いたとは思っていません。

 ――最後は叩き合い。早めに出た分、差されたという感じ。

 さすがに力が入ったけど、負けたといってもハナだけです。悲観する内容ではなかったと思います。

 ――中間ですが坂路で好時計も出ています。

 前走後に関しては順調に来ています。1週前に坂で目いっぱいやったのも予定通りです。

 ――最終追い切りはポリトラックで5F63秒0~1F11秒0。

 ポリトラックなのである程度時計が速くなりましたが想定内。良い動きをしてくれました。

 ――叩いての上積みが感じられる?

 もちろんです。前走時で、すでにここを見据えて目いっぱいに仕上げたわけではありませんでした。使われて確実に良くなっています。

 ――デムーロ騎手は何か言っていましたか?

 「最初に比べると集中して折り合いもつくようになってきた」と言っていました。手応えを感じているようです。

 ――高松宮記念を制したビッグアーサーに続きたいところ。

 はい。強敵がいますがチャンスはあると信じています!

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