岩手に誕生、2人の“駿馬”活躍楽しみ

[ 2016年4月8日 05:30 ]

岩手の新人騎手、木村直輝(右)と鈴木祐

 【地方競馬です!!】先週は川崎のルーキー中越のデビュー一番乗りを伝えた(結果は8、10着)。同期6人も各地で着々と初騎乗への準備を進めている。「ときめき、∞無限大」の新キャッチコピーで16年度開催が始まっている岩手は3年連続の新人騎手誕生(14年・鈴木麻優、15年・小林凌)。しかも、木村直輝(19=関本)、鈴木祐(20=桜田康)の“マルチ”だ。初戦は16日からの第2回水沢以降の予定。

 木村は千葉県出身。母と共に大井や船橋の競馬場を訪れ、騎手を目指すようになった。「自分で考えながらやるので馬に乗るのが楽しくなった」と話すように厩舎実習がフィットした。これまでの訓練騎乗では「周りの人や馬(の動き)にだまされてしまう。早く自分で決断できるようにしたい。目標は50勝です」と目を輝かせた。

 鈴木は茨城県出身。小学生の頃から騎手に憧れた。水戸農高ではインターハイ馬術(団体)で準優勝。乗馬から競馬へと舞台を移し、プロへの第一歩を踏み出す。「追える騎手になりたい。何事にも明るくポジティブに」と笑顔。草木が芽吹く春。地方競馬にも新たな力が生まれる。 (池田 裕文)

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2016年4月8日のニュース