菜七子、無念の鼻差2着 勝った蛯名は苦笑い「すみませんでした」

[ 2016年4月2日 12:57 ]

中山5Rで、レースを制したリップルトウショウ(奥)と藤田菜七子騎乗のオールドラゴン(16番)。手前は3着のファントムグレイ(8番)

 2日の中山5R・3歳未勝利戦(芝1600メートル)でオールドラゴンに騎乗した藤田菜七子(18)はマイペース逃げに持ち込んだが、無念の鼻差2着。あと一歩でJRA初勝利を逃した。

 中山のマイル戦では絶対的に不利な大外枠だったが、無難にスタートを決めると、手綱を促してハナへ。先頭をキープしたまま直線に向いた。残り200メートルで、いったんは内から伸びたリップルトウショウに交わされたが、急坂を登り切ると再び加速。最後は鼻面を並べてゴールに飛び込んだ。

 写真判定の結果、わずかに鼻差及ばずの2着。着順掲示板の2着欄に菜七子のゼッケンを表す「16」が点滅すると、場内から大きなため息が漏れた。

 勝った蛯名も苦笑い。勝利後のウイナーズサークルでは、詰めかけたファンを前に「すみませんでした」と話すと、再び場内が沸いた。

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