【中山記念】蛯名“イスラが気分良く走れるように乗るだけ”

[ 2016年2月26日 05:30 ]

蛯名騎手

 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は、中山記念でイスラボニータに騎乗する蛯名騎手を直撃した。

 ――イスラボニータの前走(マイルチャンピオンシップ3着)は後方からの競馬になりました。

 蛯名 その前(天皇賞・秋3着)に続きスタートがいまひとつで後ろからになった。

 ――うまく内をさばいて伸びたが結果は3着。

 前へ行けなかったら行けないなりに、しまいはいい脚を使ってくれた。ただ、モーリスが久々の競馬ということで人気を落としていたけど、結果的に強かったということでしょう。

 ――差す形でもそれなりに走れたのは収穫?

 競馬へ行って上手に立ち回れる馬ですから。前へ行ってもいいし、ためればためたでしまいにいい反応を見せてくれます。前走も負けたといえ内容的には強い競馬だったと思います。

 ――それ以来、3カ月以上が空いての競馬になります。最終追い切りは6F82秒3~5F66秒1。ラスト1Fは12秒8でした。

 この馬らしい、いい動きを見せてくれました。これまでも何回か休み明けで使っているけど、それらと比べて今回が一番いい感じがします。

 ――中間はゲート練習もしています。

 ここ2走スタートがあまり良くありませんでした。競馬場に行けば雰囲気もテンションも違ってくるので「出遅れない」とは言い切れません。ただし、練習では全く問題ない。

 ――先行有利の中山1800メートルで逃げ馬不在のメンバー構成。やはりできることなら前で競馬をしたい?

 逃げる気はないし、無理に前で競馬をしたいという気持ちもありません。位置取りは馬に任せて自分としては気分良く走れるように乗ってあげるだけです。

 ――昨年は1番人気で5着に敗れました。

 昨年は調教から動きがいまひとつでした。競馬も普段は掛かるくらいの勢いでくる馬なのに、3コーナーで手応えがあやしくなった。今年は調教の動きが良かったのでもっと走ってくれると信じています。

 ――結果次第ではオーストラリア遠征という話も出ています。

 次につながる競馬をしたいのはもちろんですが、好メンバーのそろったここでも当然、最高の競馬をしなければいけないと考えています。

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2016年2月26日のニュース