【朝日杯FS】悠々ユウチェンジ 文句なしの木曜追い

[ 2015年12月18日 05:30 ]

坂路での併せ馬で追い切られたユウチェンジ(左)は軽快な動きで先着する

 【G1ドキュメント=17日】関東から出張してきた岡本はユウチェンジの低評価が意外な気がしている。2度の連対が新潟、東京と“アウェー”だったから印象が薄いのか。前走・アイビーS2着時に首差及ばなかったマイネルラフレシアは続く東スポ杯2歳Sで3着の実力馬。ユウチェンジは直線で寄られる不利があったから、勝ち馬と同等の評価を与えてもいい内容だった。人気の盲点になっているなら幸いと熱視線を送った。

 出走馬唯一の木曜追いは川田が騎乗して坂路で併せ馬。調教駆けするセセリ(4歳1000万)を目標にする形から追われて鋭く伸び、0秒2先着した。4F50秒6~1F12秒4は文句なしの好時計。清永助手は「動きましたね。加減なくしっかり追うことができたし、状態はいい。ジョッキーも2週連続で乗って感触をつかんでくれたと思う」と明るい表情だ。

 これまでの4戦は1800~2000メートル。マイルへの対応がポイントになるが、清永助手は「距離はあってよさそうだが、調教の時計を見てもいいスピードを持っているし、広いコースで直線の長い阪神外回りなら」と克服への手応えを示した。母ユウキャラットは02年忘れな草賞Vからオークス3着と活躍したが、母G1馬の2頭(エアスピネル&リオンディーズ)の激突に隠れてこれまた盲点になっている。動きも取材の感触も上々なのに妙味はたっぷり。岡本は高配の使者として印を回すことを決めた。

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2015年12月18日のニュース