【CBC賞】ウリウリの爆発力!不良のCW直線ドカンッと11秒9

[ 2015年7月2日 05:30 ]

力強い動きでCWコースを追い切るウリウリ(左)

 サマースプリントシリーズ2戦目「第51回CBC賞」の追い切りでは充実期を迎えた5歳牝馬ウリウリが、CWコースで抜群の動きを見せた。

 最終追いは鮫島良(レースは岩田)を背にダノンルージュ(5歳500万)と併せ馬。序盤は僚馬の後ろで我慢させ折り合いに専念。持ったまま直線を迎えると4馬身ほどあった差は一気に縮まり、ラスト1Fで手綱を緩められると内から並ぶ間もなく1馬身差突き放した。

 力を要する不良馬場の中を5F67秒3~1F11秒9の好時計でフィニッシュ。鮫島良は「前に壁をつくって最後の反応を確かめる程度の調整。今まで乗った中で一番乗りやすくなっていた。ハミにガツンとくるところがなく落ち着きがありました」と好感触を口にした。昨年の京都牝馬Sで重賞初制覇を飾ると、続く阪神牝馬Sでも2着。前走の京都7F戦・安土城Sは好位から加速して上がり3F33秒1の脚で、JRAレコードタイとなる1分19秒0でV。自在性があり展開を問わない器用な脚質が持ち味だ。

 今回は初めての6F戦になるが、時計勝負にも十分に対応できる器。藤原英師も「この距離は少し忙しいかもしれないが、長い直線の中京コースならこなしてくれると思う。メンタル面が成長して馬が賢くなった。今は状態がいいので良馬場で競馬ができれば楽しみ」と手応えをにじませた。CBC賞は過去5年で牝馬が25頭出走して、掲示板圏内に10頭と好走。“夏は牝馬”の格言通り、勢いそのままに重賞2勝目を狙っていく。

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2015年7月2日のニュース