【ＣＢＣ賞】ジャストドゥイング“楽しみ”古馬を蹴散らす予感

　【東西ドキュメント・栗東＝１日】３歳馬ジャストドゥイングがＣＢＣ賞で“台風の目”になる。土砂降りとなった火曜朝、オサムは確信した。最終追いの坂路は４Ｆ５４秒３～１Ｆ１３秒１。馬場も悪く決して見栄えのいい追い切りではなかったが「きょうは上がり重点だから。大山（ヒルズ）でしっかり乗り込んできたから、仕上がりはいいよ」と話す中竹師の表情が状態の良さを告げていた。

　昨秋は芝９Ｆの芙蓉Ｓを快勝し東スポ杯２歳Ｓにもぶつけた好素材。しかし前走・葵Ｓの完勝劇が示す通り資質はスプリンター。「もともと千二が一番合うのは分かっていたから」と師は力説する。故に３歳馬限定のラジオＮＩＫＫＥＩ賞ではなく、古馬相手のＣＢＣ賞を選んだのは当然の選択だった。

　「ダイナミックな走りをするから、小回り、平たんのスピード競馬より直線に坂があった方がいい。ここでどこまでやれるか、楽しみだね」と指揮官は虎視たんたん。５３キロのハンデは軽い。あっさりと古馬を蹴散らしてしまいそうだ。