本田晴美ラストラン7着 32年競輪生活に幕「ウルウルきた」

[ 2015年6月28日 05:30 ]

花束を手にファンの声援に応える本田晴美

 「世界のホンダ」がバンクを去った。87年世界自転車選手権のプロ・ケイリンで優勝。競輪選手としても第一線で活躍した本田晴美(51=岡山)が27日の玉野4Rでラストランを迎え、7着だった。

 走り終えると選手仲間、関係者ら約250人が拍手で出迎えた。セレモニーでは「凄い声援でウルウルきた。劣等生の在校71位の僕が32年間も選手生活を続けられたのは周りのみんなのおかげ」と感謝した。「一番の思い出は98年、一宮オールスターの準決の後の決勝インタビュー。吉岡選手(現本紙評論家)が“尊敬する本田さんに優勝してほしい”と言ってくれたこと」。G1は無冠もファンに愛され続けた本田らしい言葉で別れを告げた。

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2015年6月28日のニュース