【宝塚記念】決め手はファン投票&実績!ゴールドシップをV指名

[ 2015年6月23日 05:30 ]

同一G1・3連覇に挑むゴールドシップに抜かりなし

 宝塚記念過去10年のデータを徹底分析した結果、G1・6勝という断トツの実績に加え、決定力もトップのゴールドシップを浮かび上がらせた。

 (1)重賞実績 さすがは春のグランプリレース。上位を争うのは名だたる実力馬ばかりだ。過去10年、1~3着の延べ30頭は全てG1かG2を優勝していた。何より格が大事。豪州遠征帰りのトーセンスターダムは重賞2勝(きさらぎ賞、チャレンジC)をしているがが、いずれもG3。天皇賞・春(5着)で見せ場をつくったネオブラックダイヤは重賞未勝利。ここでは貫禄不足だ。

 (2)レース間隔 優勝馬は全て4月以降にレースを使っていた。最も間隔が空いていたのが、10年ナカヤマフェスタの中8週。昨年のダービー馬ワンアンドオンリーは3月ドバイシーマC3着からの直行。これは、13年3着ジェンティルドンナ(ドバイシーマC2着)と同じローテーション。掲示板入り(5着以内)はともかく、勝つまでは至難では?昨年10月菊花賞V以来のトーホウジャッカルは論外だ。

 (3)ステップ 不思議なことに、前走4着以下から巻き返して優勝したのは天皇賞・春組(12年オルフェーヴル、13&14年ゴールドシップ)だけ。天皇賞以外から挑む馬は必ず1~3着に好走しているのがV条件。ヴィクトリアマイルで着外に終わってしまったヌーヴォレコルト、ディアデラマドレ、ショウナンパンドラは厳しい。

 (4)決定力 強豪集結の宝塚記念を勝ち抜くには“勝負強さ”が不可欠。06年ディープインパントの勝率90%(レース出走時)を筆頭に、優勝馬は高勝率を誇っていた。一番低かった08年エイシンデピュティ&09年ドリームジャーニーでも同35%。ラブリーデイ(27%)、カレンミロティック(21%)、デニムアンドルビー(18%)など魅惑の穴馬たち!?はパンチ力不足でお別れ。

 (5)ファン投票 最後は多くの票を投じたファンの夢を大切にしたい。ラキシスは優勝回数11回のファン投票3位。投票順位別で優勝回数が2番目に多い“好位置”なのだが、上には上がいる。

 結論 もちろん残ったのは3連覇の偉業に挑むゴールドシップ。優勝回数14回を誇る堂々のファン投票1位。勝率52%も出走予定馬16頭でトップ。G1・6勝の実績は断トツ。歴史的偉業は間違いなしだ。

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2015年6月23日のニュース