【京都新聞杯】ポルトドートウィユ、豊Ｖ宣言“勝ってダービーへ”

ハギノナトゥーラ（右）と坂路で併せたポルトドートウィユ。手応えを感じた武豊は思わず笑顔に

　京都新聞杯の追い切りが６日、栗東トレセンで行われた。注目のポルトドートウィユは坂路を軽く１本駆け上がってからの２本目。武豊がまたがって併せ馬でスタートした。既に開門から２５分が経過して力がいるコンディションでも４Ｆ５４秒３～１Ｆ１２秒６とラスト１Ｆ１３秒を切ってきた。稽古駆けする僚馬ハギノナトゥーラ（３歳未勝利）に首差先着。武豊の感触がいい。

　「ノメりながら走っていたけど雰囲気は良かった。血統、素質から期待度は高い。ダービーにいないといけない馬。ここで２着でも出られるんだろうけど勝って向かいたい」

　前走・若葉Ｓ当日は午後から良に回復したとはいえ緩い馬場。しまい伸び切れず４着に敗れた。その後は皐月賞をパスして、ここに狙いを絞って調整。ダービー出走を確定させるには２着以内での賞金加算が必要になる。高野師は「もともと坂路の動きが目立つ方ではない。あの時間帯で、この動きなら」と好仕上がりをアピール。祖母エアグルーヴ、父ディープインパクトの良血が初タイトル奪取でＧ１に弾みをつける構えだ。