【弥生賞】ブライトV指名 ネオユニ産駒はディープ産駒超える信頼度

[ 2015年3月5日 05:30 ]

 弥生賞過去10年のデータを徹底分析した結果、札幌2歳S優勝馬ブライトエンブレムをトップ指名。5項目中4項目で15点と平均的に高得点をマークし、血統はサラブレッド血統センターの藤井正弘氏が20点の満点評価。昨年の2番人気で7着に終わった朝日杯FSの復権舞台とみた。

 (1)キャリア まず、最も明確な傾向が出ているこの項目から。優勝馬10頭中9頭がキャリア3~5戦で2勝以上だった。これをクリアしていれば15点。さらに、その9頭中5頭に共通する「連対率100%」なら20点。キャリア2戦も05年ディープインパクトの優勝例があるが、同馬は2戦とも後続をちぎる大楽勝。今年、2戦2勝のサトノクラウンとシャイニングレイは少し地味?なので10点。2着はある「キャリア6~7戦」にも5点。

 (2)生月 もう一つ、特徴的な傾向を発見。優勝馬10頭は全て、2~4月生まれだった。その中でも、連対率が28%と突出して高い2月生まれが20点。3月と4月生まれは15点。同舞台のホープフルSを勝ってきたシャイニングレイだが、5月22日生まれでは10点止まり。

 (3)前走 優勝馬10頭中5頭に共通する「芝2000メートルの重賞かオープン1着」が20点。「芝1800メートル以上の重賞かオープンで5着以内」を15点とする。ただし、3カ月以上の休み明けで優勝した馬はゼロ。2戦2勝のサトノクラウンだが、4カ月ぶりでは5点しかあげられない。芝マイルの重賞かオープン1着、芝1800メートル以上の500万勝ちが10点。なお、G1の朝日杯FS組は4着以内または同レース1~2番人気で15点を進呈。

 (4)オープン実績 優勝馬10頭中4頭に共通する「芝1800メートル以上の重賞かオープンを2勝以上」なら20点だが、今年は該当馬なし。前記条件で1勝していれば15点。芝1600メートルの重賞勝ち、芝2000メートルの重賞かオープンで4着以内があれば10点。

 (5)血統 今週もサラブレッド血統センターの藤井氏に助言をもらった。「ネオユニヴァース産駒は09年ロジユニヴァース、10年ヴィクトワールピサが優勝し、13年ミヤジタイガが2着。こと弥生賞での信頼度はディープインパクト産駒の上を行く。ブライトエンブレムは母のブラックエンブレムも2000メートルのG1(秋華賞)ウイナー」。唯一のネオユニヴァース産駒を強力プッシュだ。

 結論 藤井さん推奨のブライトエンブレムが合計80点を獲得してトップに浮上。前走の朝日杯FSで7着と崩れているが、2番人気と高い支持を集めていたこの馬はデータ的に割り引き不要。朝日杯FS4着(1番人気)からの臨戦で優勝した11年サダムパテックの再現が期待できる。2位ベルラップ、3位シャイニングレイが5点差ずつで続いており、今年は大混戦。

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2015年3月5日のニュース