【ホープフルS】シャイニングレイ完勝、皐月賞同舞台で初重賞

[ 2014年12月29日 05:30 ]

ホープフルSで初重賞を飾ったシャイニングレイ(左)

 「第31回ホープフルS」が28日、中山競馬場で行われ、2番人気の川田騎乗シャイニングレイが直線で抜け出して快勝。新馬戦に続く2連勝で2歳馬最後の重賞ウイナーに輝いた。

【レース結果】

 来春に夢を広げるニューヒーローが誕生した。直線坂上、シャイニングレイが余力たっぷりに先頭に躍り出る。ディープインパクト産駒らしい柔らかいフットワークを伸ばすと、2着コメートに1馬身1/4差をつける完勝ゴール。後続を3馬身半ぶっちぎった京都新馬戦に続き、強さだけを際立たせた。手綱を取った川田は「キャリア2戦目なのにこの相手でこれだけの競馬をしてくれた。今後、無事に行ってほしい」と評価。その傍らでは高野師も素質を絶賛する。「2戦目でもドッシリしているので安心して見ていられた。精神的に強い。これは今後の大きな武器になる」

 昨年まで阪神で開催されたG3ラジオNIKKEI杯2歳Sを名称変更し、G2として中山で行われた“新装”重賞。阪神のG3時代にはゴールドシップ、エピファネイア、ワンアンドオンリーなど過去10年で12頭のG1ホースを輩出した登竜門を完勝したとあれば来春へ期待が高まる。同師は「皐月賞を目標にしたい。そのためにどのステップレースを挟んでいくか、じっくり考えたい」と語った。皐月賞(来年4月19日、中山)と同じ舞台を制したディープインパクト産駒がクラシック戦線をリードしていく。

 ◆シャイニングレイ 父ディープインパクト 母シェルズレイ(母の父クロフネ)牡2歳 栗東・高野厩舎所属 馬主・キャロットファーム 生産者・北海道安平町ノーザンファーム 戦績2戦2勝 総獲得賞金7263万7000円。

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2014年12月29日のニュース