【阪神JF】オーミアリス 国分優「僕の代表馬になってほしい」

[ 2014年12月12日 05:30 ]

国分優騎手

 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は、阪神JFでオーミアリスに騎乗する国分優騎手を直撃した。

 ――オーミアリスの前走(小倉2歳S1着)は全くの人気薄(17頭立て15番人気)。レース前の手応えは?

 国分優騎手 1週前、最終と2週連続で調教にまたがり、良い馬だと感じました。だから、人気はなかったけど“どんな競馬できるかな?”という期待はありました。

 ――レース当日の雰囲気は?

 もともとおとなしいとは聞いていたけど、本当に凄く落ち着いていて2歳牝馬という感じではありませんでした。

 ――スタートがいまひとつでした。

 はい。ゲートの中はうるさくもなく普通に待っていたんだけど、開いた後が思ったほど出てくれませんでした。

 ――二の脚もつかず置かれていった。

 そうですね。後ろからになった時点で余計にリズムを重視しようと思いました。だから無理に追走せずにいたら、どんどん置かれていってしまいました。

 ――焦りはなかった?

 前に上位人気のスノーエンジェルがいたので、一緒に上がっていければよいと思っていました。焦りはありませんでした。

 ――4コーナーでもまだ後方。

 自分から上がっていく感じではなかったので正直、どこまで差を詰められるかな?という気持ちになりました。

 ――しかし、最後の直線で追われるとぐんぐん加速しました。

 本当によく伸びてくれました。あとはどのくらい前を捉えられるかな?という気持ちで追っていたら、思った以上に次々とかわしてくれました。

 ――最後はハナ差捉えて1着。

 内外離れていたし、ゴール板も見えない位置だったので勝ったかどうかまでは分かりませんでした。でも勢いがあったので“もしかしたら…”とは思いました。

 ――今回は距離が延びて、コースも替わります。

 癖がなくて乗りやすい馬だし、前走の末脚からも距離は大丈夫だと思います。コースは最後に坂があるのでそこでどれだけ脚を使えるか?ということになると思うけど、ロスなくいければ大丈夫だと思います。

 ――最終追い切りは?

 調教には3週連続で乗っています。1週ごとに良くなっていて、最終追い切りの動きからも仕上がっていると感じました。

 ――以前、自分の代表馬になってほしいと言われていました。

 はい。僕といえばこの馬、という存在はまだいません。ぜひ、この馬とのコンビで大仕事をして、僕の代表馬になってほしい。そういう気持ちです!

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2014年12月12日のニュース