【キーンランドC】レッドオーヴァル上昇ムード 重賞初V見えた!

[ 2014年8月28日 05:30 ]

単走で好調ぶりをアピールしたレッドオーヴァル。重賞初制覇へ待ったなしだ

 札幌の「第9回キーンランドC」では桜花賞2着の実力馬レッドオーヴァルが、さらに上昇ムード。

【キーンランドC】

 洋芝にフィットした走りだった。レッドオーヴァルは札幌芝コースで馬なりのままラスト1F11秒4をマーク。力のいる芝を弾むようなフットワークで駆け抜けた。騎乗した安田翔助手も「時計は気にせず気分良く走らせた。芝コースに入れたのは環境の違いでレースだと察してくれたらと。追い切った後は競馬モードに入っている。いつも通りレースの週と同じ雰囲気」と好感触を口にした。

 札幌滞在で臨んだ前走の札幌日刊スポーツ杯は大外一気で突き抜けた。それでも、当時は完調手前。同助手は「前走は競馬の週にカイバを食べ始めて、ようやく環境になじんできた頃だった」と振り返る。

 今回は滞在2戦目。すっかり北の大地にも適応してきた。「前走後に体が戻るのも早かった。札幌にも慣れてきたので気を使わず調整できている」と報告。さらに「栗東の坂路から札幌のコース追いに替わり、自分で体を起こして走れている」と変化も口にする。

 昨年の桜花賞2着など一線級相手に善戦してきた逸材。ここでも能力は全く引けを取らない。「前走とはメンバーが違うので状態が良くないと通用しないが、今回の方がいいですから」と期待を持って送り出す。

 今夏の札幌芝重賞はキャトルフィーユ(クイーンS)、ハープスター(札幌記念)とディープインパクト産駒の牝馬が連勝中。前走で洋芝適性は証明済み。父譲りの強烈な切れ味を武器に、初の重賞タイトルとともにディープ産駒3連勝を狙う。

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2014年8月28日のニュース