【レパードS】ファドーグ 突破率53%の抽選組が気合の“先乗り”

[ 2014年8月6日 05:30 ]

新潟に気合の先乗り!!抽選組だが、出走なら侮れない存在のファドーグ

 今週の新潟メーンは「第6回レパードS」。抽選対象のファドーグが攻めの“先乗り”で勝負をかける。前走・彦星賞でイレ込んで5着に敗れたことを受け、陣営は早めの輸送を決断。5日の調教後に越後路へと旅立った。7日の出馬投票で除外となるリスクを分かった上での先乗り。並々ならぬ勝負気配が漂っている。

【レパードS】

 フルゲート15頭のレパードSで出走が当確なのは7頭。現状では残る8枠を15頭で争うことになる。抽選突破確率は53%。通常なら先乗りには二の脚を踏むところだが、奥平師は勝負に出た。「前走はイレ込みすぎて走れなかった。それに尽きる。早めの輸送で変わる可能性は高いと思う」と言葉に力を込めた。

 前走・彦星賞は初めての遠征競馬。パドックからイレ込んで手がつけられないほどだったという。師は「(母、兄姉ともに管理した)松山康元調教師から気性が凄いと言われていたけど、それが出てしまった。できるだけスイッチが入らないようにしたい」と、この中間は気性面の課題克服に主眼を置いている。31日にWコースでいっぱいに追われ、3日には坂路で4F54秒5。「調教は結構できたし、あとは木曜にやるつもり」と調整も順調に来ている。

 レパードS出走予定馬ではカラダレジェンドも既に新潟入りしているが、出走当確のカラダに比べて抽選対象のファドーグの場合はリスクが大きい。しかも今週の新潟の1000万には適鞍がなく、除外なら1週滞在を延ばして瀬波温泉特別(17日)へ向かう予定だ。

 「それでも」と師は言葉に力を込めたあと「実力的にはここでも、と思っている」と続けた。ハイリスクだが、出走できればハイリターンも期待できるとの手応えを持っているのだ。ダートでは3戦2勝。未勝利、500万を好内容で連勝し、彦星賞でも骨っぽい古馬相手に1番人気に推されたほどの素質馬。抽選突破なら侮れない存在となる。

続きを表示

2014年8月6日のニュース