船橋オート廃止に選手会が猛反発 永井支部長「何の相談もなく」

[ 2014年8月6日 05:30 ]

マスコミ向けの説明書類を手に廃止反対を訴えた永井大介支部長

 船橋オートレース場が15年度末で廃止の見通しとなっていることを受け、オートレース選手会の永井大介・船橋支部長(37)が5日、同レース場内で記者会見し「選手に相談もなく廃止を決めるのはおかしい」と強く抗議した。

 永井支部長は、7月17日に全国小型自動車競走施行者協議会(奥ノ木信夫会長)に6場(川口、船橋、伊勢崎、浜松、山陽、飯塚)体制の維持を訴える書類を提出したと説明。さらに来年度開催予定の特別G1プレミアムC1レース、G1・2レース、G2・2レースから現行本賞金(5レース合計約2億4400万円)の約26・2%に該当する6400万円をカットするなど、合計で約1億5300万円の削減も提案したが「無視された」と言い、レースを施行する千葉県、船橋市から4日に廃止の説明があったという。

 施行者が示した継続に必要な設備投資額の14億2900万円も、選手会が算出した7億900万円とは大きな開きがあると主張。今後は廃止反対の署名運動を行い「ファンや市民の声を集約したい」と真剣な表情で訴えた。

 7日に小型自動車競走運営協議会が開かれ廃止について協議する。

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2014年8月6日のニュース