ハープ札幌入り、ゴールド栗東帰厩 札幌記念ステップに凱旋門賞へ

[ 2014年7月31日 05:30 ]

検疫終え札幌競馬場に入厩したハープスター。引き締まった馬体を披露

 札幌記念(8月24日)をステップに、凱旋門賞(10月5日、仏ロンシャン競馬場)を目指す日本期待の2頭が30日、放牧先から帰厩した。

 ハープスター(牝3=松田博)は北海道安平町のノーザンファーム早来から、66キロ2時間弱の輸送で札幌競馬場に入厩した。カメラの放列が待ち構える検疫厩舎の出入り口から姿を見せた桜花賞馬は、放牧帰りとは思えないほど引き締まった馬体。元気な歩様を見せると、山口厩務員らスタッフ2人に手綱を引かれて馬房へ収まった。

 出迎えた松田博師は「日曜(27日)には牧場に様子を見に行った。順調なのが一番。レースまでの調整メニューはあす(31日)乗ってみた上で考えたい」と語った。オークス(2着)後は福島・ノーザンファーム天栄を経て北海道へ。放牧先で馬体を充電した上で速い調教もこなしており、3週間余の札幌滞在で万全の態勢を整えていく。

 宝塚記念を連覇したゴールドシップ(牡5=須貝)は、滋賀・吉澤ステーブルWESTから栗東トレセンに帰厩。須貝師は「今までで一番メンテナンスに時間がかからなかった。この体つきだったら、長距離輸送も問題ない。木曜から運動を始めて来週の水曜に追い切ってから、函館に連れていきたい」と見通しを語った。

 同じく凱旋門賞に挑戦する同厩舎のジャスタウェイ(牡5)は8月上旬に帰厩する。

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