【クイーンS】角居勢2騎 「動」のキャトル&「静」のディアデラ

[ 2014年7月31日 05:30 ]

函館ウッドチップコースで併せて追い切った角居厩舎のディアデラマドレ(右)とキャトルフィーユ

 クイーンSに出走する角居厩舎の2頭が函館Wコースで併せ馬を行った。ラスト12秒6で併入だが動きは対照的。キャトルフィーユが「動」なら、ディアデラマドレは「静」。その意図は興味深いものだった。

 キャトルはウオーミングアップの角馬場で、高さ30センチほどの置き障害を繰り返し跳んだ後、馬場入り。辻野助手は「あれをやるとトモがしっかり動かせるから」と説明。さらに先行するディアデラを目標にいっぱいに追った。「しっかり動かした。ジリジリと伸ばして、この馬の良さが出る追い切りだった」と納得顔。一方のディアデラは全くの馬なりで併入。「先週しっかりやっているので反応を確かめる程度。いい感じで自分からハミを取っていた」と評価。

 キャトルが好位で立ち回れる器用さがあるのに対して、ディアデラは脚をためる末脚型。「札幌の小回りコースに適しているのはキャトル。まだ重賞を勝っていないけど力はG1でも通用する。勢いなら前走で重賞を勝っているディアデラ。前走のように中団から末脚を発揮できれば楽しみ」と辻野助手。角居勢のワンツー決着も夢ではない。

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2014年7月31日のニュース