03年伊ダービージョッキー・エスポジート初来日「目標15勝」

[ 2014年7月11日 05:30 ]

イタリアから短期免許で来日したエスポジート

 今週から2人の外国人騎手が初の短期免許取得で騎乗する。東ではイタリアのダービージョッキー、マリオ・エスポジート(39)が初来日。9月末までの滞在で「15勝」を目標に掲げた。

 エスポジートは39歳で初来日。その背景には同じイタリア人騎手の活躍がある。今年もデムーロ兄弟、バルジューらが来日。「みんなが日本、日本というから、自分も経験してみようと思った。日本自体も競馬もファンタスティックと聞いている」と話した。昨年イタリアリーディング5位で、03年にはイタリアダービーも制した名手。初めて美浦トレセンを訪れた10日朝は、所属先である国枝厩舎の2頭の調教をつけた。

 イタリアでも日本料理店に通って刺し身を食べ、箸も器用に使いこなすという“親日派”。自らのセールスポイントを問われると「レースを見てもらえば分かると思う」と自信をにじませた。1メートル64と小柄とは言えないが、52キロまで騎乗可能なのもアピールポイント。さっそく七夕賞では53キロのセイカプレストの騎乗依頼を受けた。

 福島、新潟を中心に9月28日までのロングラン滞在。「目標は15勝。難しい数字だとは思うが、この数字を残せれば周囲も評価してくれるだろう」と高い目標を設定している。1週目は土日で計12鞍、特に日曜はセイカプレストを含め8鞍と騎乗馬がそろった。名字のエスポジートではなく「マリオと呼んでほしい」と話すベテランは「日曜がマリオ・デーになったらいいね」とにっこり。スーパーマリオばりの活躍を誓っていた。

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2014年7月11日のニュース