【中京新馬戦】アドマイヤロワ 1億8000万円の真価を

[ 2014年7月11日 05:30 ]

 中京日曜5Rで話題の馬がベールを脱ぐ。昨年のセレクトセール1歳部門で、1億8000万円の最高価格で落札されたアドマイヤロワ(牡=橋田、父ディープインパクト)。さすがは素質馬と言うべきか、ひと追いごとにたくましさを増してきた。

 橋田師は「まだ体つきに余裕がある。でも、すごく柔らかみがあって、将来性を感じる。追いだすと重心を低くして、きれいなフォームで走るんです」と、ホッとしたような笑みを浮かべる。

 最終追いがインパクト大だった。七夕賞出走のアドマイヤブルーとの併せ馬。こちらがいっぱい、向こうが馬なりだったとはいえ、追ってくる格上馬に最後まで抜かせなかったのは非凡な勝負根性の証明だろう。

 鞍上の福永は1週前追いに騎乗。「難しいところのある血統だけど、乗りやすい。姉のエルノルテは1回使って(引っ掛かるように)ガラッと変わってしまったから、そういうところが先々出ないように乗りたい」と手応え。1年後には“1億8000万円でも安かった”と言われる飛躍を遂げたい。

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2014年7月11日のニュース