アールブリュット　皇成絶賛の切れ味

　函館芝レースＶの２頭が大物感のある勝ちっぷり。土曜のアールブリュットは後方待機から豪快に直線一気を決めた。三浦も「あり得ない位置から差し切った」と切れ味を絶賛。今後は函館２歳Ｓに向かわず距離延長も視野に入れている。「クラシックを意識できる馬」と鞍上。今後が楽しみだ。

　日曜のマイネルエスパスは逃げて３馬身半差の快勝。流す余裕がありながら、勝ち時計１分９秒５は昨年のクリスマス（函館２歳Ｓ覇者）がマークしたレコードに０秒２迫る好タイム。非凡なスピードは重賞でも通用しそうだ。

　東京の牝馬限定を勝ち上がったテンダリーヴォイスもＡ評価。直線は外にフラつきながらも豪快に差し切った。父ディープインパクト、祖母ブロードアピール。クラシックを狙える血統背景からも注目したい。阪神芝１６００メートルで話題を集めたエアグルーヴの孫ポルトドートウィユは、直線内から強襲するも２着。良馬場なら巻き返せる。