【京都新馬戦】グッドスピリッツ　直線突き放す規格外の逃げ切り

堂々たる勝ちっぷりを見せたグッドスピリッツ

　重賞３勝馬ディアデラノビアの弟、プルママルカなどの出走で注目された京都６Ｒ新馬戦（芝２０００メートル）は、８番人気グッドスピリッツ（セン＝松元、父デュランダル）が先手を奪い、直線で突き放して逃げ切った。１０００メートル通過１分３秒５のスローに持ち込んだとはいえ、上がり３Ｆもメンバー最速の３４秒２を叩き出す、堂々たる勝ちっぷりだった。

　池添は「スタートが良かったので（ハナに）行った。ゆっくりだったが仕掛けたときの瞬発力には、いいものがあった」と、後続に４馬身差をつけた内容を評価。「既にセン馬だが、イレ込む気性が今後の課題。まだ線が細いが、これから良くなっていくはず」と続けた。

　松元師は「併せ馬で先着していたし、期待は大きかった」と、してやったりの表情。セン馬のためクラシックには出走できないが「今後はジョッキーと相談する。“裏街道”になるのかな」と不敵に笑った。個性派の大物候補として育っていきそうだ。