【阪神JF】ホウライアキコ完璧!馬なりでも気合満点12秒2

[ 2013年12月6日 05:30 ]

4連勝で頂点を狙うホウライアキコは馬なりでも鋭い末脚を繰り出す

 「第65回阪神JF」の木曜追いが5日、栗東、美浦トレセンで行われた。3戦無敗のホウライアキコが坂路単走ながらスピード感抜群の動きを披露。重賞2勝の実績を引っ提げ無傷4連勝での2歳女王へ王手をかけた。また同レースの枠順は、6日確定する。 

【阪神JF】

 ホウライアキコは1週前のCWコースで6F79秒7~11秒4の猛時計を出したとあって、最終追い切りは坂路単走でサッと。序盤は全くの馬なり。しまいも軽く仕掛けられた程度だったが、それでも気合満点の走りでグーンと加速。4F54秒4、ラスト2Fは12秒9、12秒2をマークした。坂路モニターで動きを確認した南井師は「何も不安はないね」と第一声。さらに前向きな言葉を並べた。

 「阪神の坂は経験したことがないから、最後の1Fで止まらないか、そこがやはり不安だった。だからきょうは坂を意識してしまい1Fだけやったんだ。うん、この動きなら坂でも大丈夫。うまく折り合いを付けて、坂でも止まらんようにジョッキーが乗ってくれるでしょ」

 最大の不安材料が解消されたとあって、南井師の表情は明るい。そして指揮官以上に強気なセリフを並べたのは、追い切りにまたがった南井師長男の大志助手だ。

 「完璧な動きやった。最後も余力があったし、もたれる面もなかった」

 完勝だった前走デイリー杯2歳Sの直前にも「グンと良くなった」と成長を口にしていたが、さらなる進化を遂げていると言う。

 「デイリー杯を使う前はこれ以上良くなることがあるのかな、と思ったが、今は当時以上。バネ、速いところに行った時の反応、本当にいいよ」

 囲み取材の最後、南井助手は報道陣にこう問いかけた。「レースを見て、この馬に何か不安材料がある?レースセンスがあるし、阪神の坂も大丈夫。とにかく不利さえ受けなければ結果は付いてくると思う。あとはジョッキーに任せるだけです」

 勝てば南井厩舎にとって00年JCダート・ウイングアロー以来、13年ぶりのG1制覇。父子鷹で2歳女王の栄冠を勝ち取ってみせる。

続きを表示

2013年12月6日のニュース