【阪神JF】レーヴデトワール 松田博師「ハープ負かすならこの馬」

[ 2013年12月6日 05:30 ]

 【G1ドキュメント=5日】同厩舎の人気薄は狙い目!?松田博厩舎は阪神JFに2頭出し。なかでも新潟2歳Sを最後方から直線一気にゴボウ抜きしたハープスターの存在は別格だ。上がり最速32秒5の末脚で3馬身差をつけて快勝。2着だったイスラボニータがその後、東京スポーツ杯2歳Sを勝ったことを考えればレースレベルの高さがうかがえる。細原も当然その評価は変わらないモノだと思っていたが、松田博師のこのひと言で想いは揺れ動く。

 「ハープスターを負かすならこの馬や」

 敵は身内にいた。同門のレーヴデトワールを指名したのだ。異父姉のレーヴディソールも後方から鋭い切れ味を武器に10年に2歳女王に輝いた。姉とともに手綱を取る福永の感触もいい。

 「長くいい脚を使うタイプ。中1週でやり過ぎないように乗ったが、いい反応だった。加速するまでに少し時間はかかるが乗りやすさは姉に似ている」

 最終追いは福永を背にCWコースで3頭併せ。2馬身追走から2頭に半馬身先着。松田博師もこの動きに納得の表情だ。

 「競馬を使いつつ落ち着きがでてきた。舌を縛るようになってから掛かり癖も無くなってきた。折り合いがついて脚がタメられれば前走(白菊賞1着)のような末脚はある」

 デトワールが勝てば08年ブエナビスタ→11年ジョワドヴィーヴル以来、史上2組目の姉妹Vとなる。しかも、その全ては松田博厩舎から育った名牝たち。前人未到の阪神JF4勝へ、デトワールにも2歳女王の資格は十分にある。

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2013年12月6日のニュース