【エ女王杯】混戦からマンボが踊り出た G1連覇へ死角なし

[ 2013年11月5日 06:00 ]

過去10年のデータから断然の主役に踊り出たメイショウマンボ

 今週から秋のG1シリーズが再開。10日には京都で秋の最強牝馬決定戦「エリザベス女王杯」が行われる。過去10年のデータから優勝馬をあぶり出すと、メイショウマンボが浮上した。

 (1)G1経験 やはり、牝馬同士でも大舞台の経験は大事だ。過去10年の1、2着馬20頭は全てG1経験あり。G1経験のない馬は最高でも3着止まり(04年エルノヴァ、昨年ピクシープリンセス)。条件を勝ち上がったディアデラマドレ、ラキシスなど、一見魅力的だが、経験不足では厳しそう。

 (2)勝ち星 4歳以上の古馬の優勝馬は5頭いるが、全て「5勝以上」。11番人気で大波乱を演出した09年クィーンスプマンテも女王杯までの芝成績は【5・1・4・10】。昨年7番人気で優勝したレインボーダリアも【5・4・7・10】とこちらも5勝。勝ち味に遅い馬では、G1は勝てない。昨年2着馬ヴィルシーナは、ここで消える。通算成績【4・5・1・3】と4勝止まり。データからは厳しい。

 (3)OP実績 3歳は重賞勝ち馬か、牝馬3冠で結果を残した馬が活躍。古馬は1年以内でオープン級で勝っていることが望ましい。昨年優勝馬レインボーダリアはその後の5戦で掲示板にすら載っておらず、非常に不安だ。

 (4)臨戦過程 3歳は秋華賞組が【4・3・2・33】と女王杯でも健闘。古馬陣は今年登録馬がない天皇賞・秋組が【2・1・1・0】と強く、京都大賞典組が【1・2・0・1】の頭数の割に奮闘。府中牝馬S組は【1・3・4・58】。昨年レインボーダリアが勝ったが、府中牝馬S組の優勝は14年ぶり。頭数ほど活躍は見込めず、府中牝馬Sを制したホエールキャプチャは脱落。

 (5)京都芝実績 最後に見逃せないのが京都の芝実績。関東馬は別として、関西馬の優勝馬6頭中、リトルアマポーラを除く5頭は全て「京都芝で重賞Vか、前年11月以降に京都芝で白星」があった。京都未勝利のデニムアンドルビーは、さらば。

 ここまで残ったのは、メイショウマンボだけ!!京都芝は【3・1・0・0】と完璧な成績。死角なしの本命だ。

続きを表示

2013年11月5日のニュース