【伊勢崎・日本選手権】木村4年ぶりSG「いいペースで走れた」

[ 2013年11月5日 06:00 ]

5周1コーナーから先頭に立った木村が2着青山らを抑えて日本選手権2度目の制覇

 伊勢崎オートのSG「第45回日本選手権」は4日、12Rで優勝戦が争われた。レースは5周1コーナーで先頭に立った木村武之(36=浜松)が快勝。SG3回目(選手権は2回目)のVを成し遂げるとともに、優勝賞金2000万円(副賞を含む)を獲得した。

 まさに無欲の優勝だった。試走タイムでトップタイの3秒29をマークした木村は「準決で物足りなさを感じた序盤のレース足が、優勝戦では解消されていていいペースで走れた」と満足げ。前検日にヘッドを交換したことで初日からハイパワーをキープ。「換えたタイヤも良かったので、エンジンとマッチしていた」と抜群の動きで頂点をつかんだ。約4年ぶりのSG戴冠に「考えてみたら早かった」と表情を崩した。それでも神妙な表情で「(ダブル4連覇が懸かっていた)永井さんは相当のプレッシャーだったと思う」と“気楽に走れた”を勝因に挙げた。

 今後の目標を聞かれた木村は「好不調の波が激しいタイプなので、高いレベルでエンジンを安定させていきたい」ときっぱり。この勢いで年末のスーパースター(川口)でも大暴れしてくれそうだ。

 ◆木村 武之(きむら・たけし)1977年(昭52)8月6日生まれの36歳。99年4月登録の26期。同期は内山高秀、田中茂、松尾啓史、篠原睦ら。通算59V。SGタイトルは09年9月オートGP(川口)、同11月日本選手権(伊勢崎)。1メートル66、53キロ。血液型O。

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