【平和島・全日本選手権】カープに続く!かっ飛ばせ山口剛

[ 2013年10月16日 06:00 ]

初日8レース、トップSを決めて逃げ切った山口剛

 平和島ボートのSG「第60回全日本選手権」は15日に開幕。10年の当地・総理大臣杯でSGウイナーに輝いた山口剛(31=広島)が、1号艇で挑んだ初日8Rを快勝した。エンジンも好仕上がりを見せており、好相性の水面で躍動している。2日目12Rは6号艇と対照的な枠順だが、この舟足があれば好勝負可能だ。なお、16日の開催の有無は平和島の公式ホームページで朝7時に発表される。

 野球、サッカーに続けとばかり、広島の山口剛が幸先の良いスタートを切った。白のカポックで登場した初日8R。4Rからイン4連敗中と1号艇には悪い流れだったが、コンマ15のトップSを決めて逃げ切り勝ち。舟足にも「不安定だった起こしは直ったし、スタートしてからも余裕があった」と好感触を得ており、最高の形で初日を乗り切った。

 その広島と言えば、5日にサンフレッチェがJ1の首位に返り咲き、カープが13日にクライマックスシリーズのファイナルステージ進出を決めたばかりだ。「野球もサッカーも強いし、あやかりたい」。今節は広島から孤軍参戦となるが、地元の好リズムに乗って、このまま快走を続ける構えだ。6号艇で臨む2日目12Rでも目は離せない。

 初日メーン12Rドリーム戦は、3コースから伸びた瓜生がまくり差しで快勝した。前検から直線で好気配を漂わせていたが、本番でも強力な伸び足は健在。スムーズに引き波を越えたように、出足系統も水準以上のパワーを引き出している。残るドリーム組では、外枠勢の守田と毒島が伸び加減だった。対照的に松井の動きは低調。出足、伸び共に劣勢だ。

 予選スタート組では、初戦で白星を飾った烏野と白井が力強い動き。共に行き足から伸びが光る。F2ながら2着2本にまとめた今村豊、高勝率機を駆る西山と田村も互角のパワーを感じさせた。この他では茅原、石川、今坂、坂口、寺田、作間の伸びが目立った。

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2013年10月16日のニュース