来春クラシック候補 非凡な瞬発力受け継いだテスタメント

[ 2013年10月16日 06:00 ]

 良血が集結した開幕週の新馬戦に比べると、2週目の東京&京都はやや小粒。そんな中、血統馬らしい走りを見せたのが東京2000メートルで勝ったテスタメントだ。08年秋華賞馬ブラックエンブレムの初子。最後方でしっかり折り合い、大外から豪快に差し切った。新馬戦ではなかなか見られない派手な勝ち方。430キロのコンパクトな体は母のデビュー時(448キロ)より小さいが、母&父ディープインパクトから、非凡な瞬発力を受け継いだ。来春のクラシックに確実に駒を進めそうだ。

 京都では同じ芝2000メートルVのエイシンアロンジーに大物の相。出遅れながら、大外一気の強烈な内容。09年凱旋門賞などG1・6勝シーザスターズの初年度産駒で日本では産駒初V。ゲートや成長途上の体に上積みの余地は残すが、追われてからの瞬発力は目を見張る。G1に駒を進めてほしい逸材だ。

 他では東京ダートで完勝したアスペンツリーが好素材。近親にレジネッタがいて、血統的にも筋が通っている。砂路線で注目。

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2013年10月16日のニュース