【NHKマイルC】ヒーロー騎乗のカッチー自信「距離こなせる」

[ 2013年5月3日 06:00 ]

最終追い切りに手応えをつかんだ田中勝とインパルスヒーロー

 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は、NHKマイルCで3連勝中のインパルスヒーローに騎乗する田中勝春騎手(42)を直撃した。

 ――インパルスヒーローの最終追いは4F51秒1。併せた相手に1馬身先着。

 田中勝騎手 時計、動きとも(国枝)調教師の指示通りの追い切りができた。動きそのものも相変わらず良かった。

 ――前走(ファルコンS1着)のレース前の雰囲気は?

 いつも落ち着きのある馬。初めての競馬場だった前走でも全くカリカリすることなく、いつも通りのいい雰囲気だった。

 ――ただ、スタートは今までで一番悪かった。

 前々走(500万1着)がポンと早く出ただけ。もともと、スタートはそれほど速い馬ではない。前走が特に遅かったようには感じなかった。

 ――すぐ先団の後ろに取り付いた。

 無理に押すことなく、スッと好位に付けられる。そういった器用さがこの馬の持ち味。

 ――外へ出してからの伸びは考えていた通り?

 いいタイミングで前が開いてくれたし、追ったら思った通りの伸びを見せてくれた。着差(半馬身)以上の完勝だった。

 ――新馬戦こそ内外が離れて2着に敗れたが、その後3連勝。

 デビュー戦の時は、まだ中身ができていなかったのだと思う。その後の成績がこの馬の本当の姿。

 ――デビュー以来、左回りばかり。

 それはたまたまのようだ。ただ、東京コースに対する不安がなく臨めるのは心強い材料。

 ――1F延び、新馬戦以来の1600メートル。

 末がしっかりしている馬。極端な延長ならともかく、1F延びるくらいならこなしてくれる。

 ――跳びがきれいなので道悪は不安?

 こればかりはやってみないと分からない。ただ、G1で勝ち負けしようという馬なら道悪くらいで泣き言は言っていられない。たとえコースに大木が転がっていても、はじき飛ばすくらいの気持ちで乗ってみせます。

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2013年5月3日のニュース