【NHKマイルC】サファイア名厩務員 スーツ替えても腕変わらず

[ 2013年5月3日 06:00 ]

 【G1ドキュメント=2日】関西馬は全頭、水曜に最終追い切りを消化。柏原は早々に調教スタンドを離れて佐々木厩舎へ。ローガンサファイアの立山勇厩務員に、追い切り翌日の最新気配を聞いた。

 「今は、追い切った後もカイバを全く残さない。そのあたりが以前と違うところ。冬に小倉に連れていって抽選除外(萌黄賞)を食ったが、すぐにカイバを食べてびっくり。輸送に関しては心配していない」

 立山厩務員は、これまでナゾ(中央5勝)やコスモサンビーム(03年朝日杯FS)、インティライミ(重賞3勝)、ダークメッセージ(5勝)といったオープン馬を担当。以前はG1当日のパドックで目を引く、白いスーツを着こなしていた。9年前のNHKマイルCもそう。“真っ白”な立山厩務員に送り出されたコスモサンビームは中団追走から絶好の手応えで直線へ。抜け出しかけたが、キングカメハメハの強襲に屈して2着に敗れた。「直線は、よし!って声が出たが…。最後は5馬身も離されたから納得の2着やね」。懐かしそうに振り返った。

 「今回は白のスーツ?」との質問には「もう52歳やで。あれは封印や」と笑って即答。「去年の秋に細めのシュッとした黒のスーツを買った。今回はそれを着る」と明かした。「力は通用する。あとは地下道でテンションが上がらず、落ち着いてレースに臨めたら」。パドックの立山厩務員はかつての“G1モード”ではないが、期待の大きさはしっかり伝わってきた。

続きを表示

2013年5月3日のニュース