【ダービー卿CT】骨折乗り越え…苦労実った遅咲きムクドク

[ 2013年3月29日 06:00 ]

 【東西ドキュメント・美浦=28日】クラシック目前。桜花賞組は栗東滞在馬が6頭もいる分、人の往来も激しい。

 そんな中、サンブルエミューズの加藤征師は美浦で陣頭指揮を。27日に栗東で1週前追いを完了済み。「2度目の栗東滞在で、馬も良くなっているとの報告。前走(フィリーズレビュー11着)でもモマれる形になると、ハミをかんでしまう。行くか?控えるか?思い切った競馬を…。今年はどの馬にもチャンスがあると思うので」と目を輝かせた。

 次週、栗東出張の小田も力強い口調に早くも心がグラグラ。もちろん、ダービー卿CTのムクドクで桜花賞の景気付けを…は陣営の熱い思い。骨折を乗り越えて本格化。指揮官は「うちのフィフスペトルと同じ箇所に2本、ボルトが入っているんです。前走(東風S)が強かった。7歳にしてよくここまできた。もっと飛躍してほしい」と目を細めた。デビュー22戦目で初めての重賞舞台。小田はドバイ&大阪杯に負けない熱闘を予感していた。

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2013年3月29日のニュース