重賞増設、薄暮開催拡大…岩手競馬は元気!

[ 2013年3月29日 06:00 ]

岩手競馬13年度のスローガン

 【地方競馬です!!】冬季休催していた岩手競馬が先週、水沢で再開。30、31日の12年度最終開催を経て、4月6日にはいよいよ新シーズンが開幕する。新スローガンは「絆は、人と馬を強くする。」これまで通り「がんばろう東北 心をひとつに 岩手競馬」も継続して掲げていく。

 13年度の重賞は新設3、格上げ11で、計14増の43競走に。盛岡を1開催増やし、今まで以上に芝コースも活用する。そして注目すべきは薄暮開催の拡大だ。昨年秋から始まったJRAインターネット投票「IPAT」の地方競馬発売が増加し、岩手は開催129日のうち88日が対象。土、日曜は開催が重なるがJRA終了後に2~3競走実施することで、売り上げ増につながる可能性がある。

 また、法人・企業を対象とした「岩手競馬サポーターズ」を募集。具体的にはサポーターの管理施設にポスターを掲示したり、関連書籍を備え付けるなどの応援活動。認定証も交付される。きっかけは奥州市内のカジュアルダイニング「ジョッキーズ」(第1号認定予定)からの「応援したい」という競馬組合への打診だった。競馬が根付いている土地柄もあり、このような関係を広げられないかと企画された。街と競馬の活性化へ。“ファン立案”による競走面以外の新たな試みとなる。(池田 裕文)

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2013年3月29日のニュース