【ダービー卿CT】上がり馬ホーカーテンペスト 弾む末脚繰り出す

[ 2013年3月29日 06:00 ]

 「第45回ダービー卿CT」(31日、中山)の木曜追い切りが28日、美浦トレセンで行われ、2連勝中のホーカーテンペストが軽快な走りを披露。重賞初制覇へ前進した。

 深い霧に包まれたWコースを栗色の馬体が躍動する。調教スタンドから視界に入ったのはゴール前の姿だけだが、余力たっぷりに弾むようなストライドを繰り出した。「霧で道中の動きが見えなかった?5F67~68秒の時計でしまいだけ脚を伸ばしました。馬なりのまま気分良く走っていましたよ」。

 手綱を取った杉原(レースは横山典)が満足そうな表情で語る。「中1週でも元気いっぱい。気性が前向きすぎて、力む面がある馬ですが、きょうは我慢して走っていました」と続けた。休養を挟んで1000万、1600万特別を連勝中の上がり馬。「馬体の緩さもなくなってきたし、レースでは後ろで我慢できるようになったのが大きい」と同騎手は心身の成長ぶりを強調していた。

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2013年3月29日のニュース