【大阪杯】ヴィルシーナ 内田太鼓判!「根性牡馬に負けない」

[ 2013年3月29日 06:00 ]

内田博幸騎手

 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は、大阪杯(31日、阪神)でヴィルシーナに騎乗する内田博幸騎手を直撃した。

 ――ヴィルシーナの前走(エリザベス女王杯2着)は3コーナーで他馬に来られて動かざるをえない形。

 内田 あそこでもう少し我慢できる形なら最後の粘りも増したと思います。

 ――結果、差されたのは馬場(重馬場)も影響していた?

 それはないと思います。基本的にはスタミナもあるタイプです。道悪は不安材料にはならないと思っています。

 ――秋華賞(前々走2着)ではスタートから押してハナを奪いにいった。

 あの時はジェンティルドンナが相手だったから負かそうと思ったらああいう形しかないと思った。それで積極的に行っただけです。

 ――もう少しでジェンティルドンナに勝てそうだった。

 あの形に持ち込んで負けたのでは仕方ありません。ジェンティルドンナはその後、ジャパンCも勝つような馬。大善戦してくれたと思います。

 ――普段からメンコ(耳覆い)をかぶせているが?

 ゲートとか少しうるさい面があります。でもこのところおとなしくなってきているので心配してません。

 ――1週前に調教でまたがりました。雰囲気はどうでしたか?

 少し間が空いたけど良い雰囲気でした。体もふっくらして良い感じでした。

 ――前走時が448キロ。やはり体はもう少し増えてほしい?

 牝馬だし休み明けなので減っているよりは良いと思います。実際、増えている感じだったので良いと思います。

 ――今回は牡馬の強いところが相手。

 力関係はやってみないと分かりません。でもジェンティルとあれだけの勝負ができた馬なのでここに入ってもヒケはとらないと信じています。

 ――立場的にも楽に乗れるのは良い?

 強い相手がいるので確かに楽な立場では臨めます。とはいえ、ヴィルシーナ自身、大崩れしない馬だし、好勝負をしようと思って挑みますよ。

 ――あらためてセールスポイントは?

 牝馬にしてはすごい根性があります。かなり苦しい競馬になっても最後まで諦めずに上位争いに食い込んでくる。あの勝負根性は牡馬に交じっても負けていないと思うので、そういった持ち味を出してあげる競馬をしたいです。

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