【フェブラリーS】初砂も快速生かす秋山「叩き台じゃない」

[ 2013年2月15日 06:00 ]

鞍上・秋山も仕上がりに手応え十分

 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は、フェブラリーSでカレンブラックヒルに騎乗する秋山真一郎騎手を直撃した。

 ――カレンブラックヒルですが、最終追い切りは坂路で52秒9。

 秋山 いつも通り変わりなく良い感じでした。

 ――仕上がりに関してはどう感じましたか?

 間が開いている分、絶好調というわけではないかもしれません。でも、競馬へ行って十分に力を出せるだけの出来には仕上がっていると思います。

 ――久々でイレ込む心配はないですか?

 昨秋も東京への輸送ということで普段よりはイレ込み気味になりました。それでもレースには影響せず、しっかり走ってくれたのでそのあたりは大丈夫だと思います。

 ――その昨秋の2戦(毎日王冠1着、秋の天皇賞5着)は番手で競馬。以前より抑えも利くようになった?

 スピードがあるのでスッと前へ行けます。それでいて折り合いをつけて好位でジッとすることもできるようになりました。

 ――初めてのダートに対する不安は?

 ダートの適性に関しては正直、分かりません。こればかりはやってみないと誰にも分からないと思います。

 ――中間の調教ではダートでも騎乗していますね?

 ただ、追い切りとかの速いところではなかったので、何とも言えないという感じでした。もっとも、悪いとか下手という印象は全くありませんでしたけど。

 ――砂をかぶせたり、ということはした?

 前に1頭置くくらいはいつもやっています。その時は全然気にしていません。

 ――芝スタートですが、できたら逃げたいということでもない?

 何が何でも逃げたいということではありません。でも、この馬のスピードなら自然と前に行けるはず。それを無理に抑えて控える気はありません。

 ――1600メートルに戻るのは好材料。

 折り合いの心配がないマイル戦はこの馬にとって最も力を発揮できる距離だと信じています。

 ――直前に雨の予報も?

持ち前のスピードが生かせるので、脚抜きの良い馬場になる分には歓迎です。

 ――大目標は安田記念だけど、決して叩き台ではない?

 もちろん、叩き台などという気持ちはありません。ダート適性は分からないけど、距離適性は間違いなくあるので、この距離に対するスピード能力で何とかしてくれると信じて乗ります。

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