兄はジョーダン、ネオユニ産駒の超大物良血新馬に期待

[ 2012年6月8日 06:00 ]

 【東西ドキュメント・函館=7日】超大物新馬の登場に寺下は胸を躍らせた。午前8時すぎ、仮ゼッケン28番をつけた馬が友道師と共に調教スタンド前に現れた。2日に函館競馬場に入厩したシナジーウィスパー(牝=友道、父ネオユニヴァース)だ。兄に11年天皇賞・秋を制したトーセンジョーダン、今年のダービー3着トーセンホマレボシがいる良血馬。

 この日はゲート練習を2回行ったが、隣にいた新馬に少し遅れた。直後にスタンドの調教師室から出てきた友道師は「まだ2回目のゲート練習だしね。ゲート内ではおとなしいし来週水曜の試験では受かると思う」。その表情から期待の高さをうかがわせる。「ネオユニ産駒で気性面を心配したが落ち着いているし、いい雰囲気を持っている。ゲート試験をパスすれば放牧に出して早ければ札幌開催でデビューさせる予定」。寺下はこの1頭を来春のクラシック候補に加えた。

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2012年6月8日のニュース