【宝塚記念2週前追い】ネコパンチ 初のG1挑戦へ順調

[ 2012年6月8日 06:00 ]

【宝塚記念】初のG1挑戦を目指すネコパンチ

 3月の日経賞を鮮やかに逃げ切ったネコパンチは、初のG1挑戦に向けて意欲的に調整されている。2週前追いは美浦Wコースで単走。直線はいっぱいに追われ5F69秒6~1F13秒3と、やや時計を要したが「ウッドチップは動かないタイプなので、この馬としては上々。元気いっぱい」と星野師。脚元の不安で天皇賞・春を回避したが「日経賞が道悪の激走だったから深管などに疲れが出たので無理させなかった。中間は厩舎で調整して順調に回復した」と出走態勢は整いつつある。

 1度聞いたら忘れられない馬名で、厩舎にはファンレターも届く。「日経賞を勝った後は以前よりも手紙が増えた。名前もレースぶりも個性的。最近はこういう馬も少なくなったからね」と師。ファン投票では1万3460票を獲得し17位。G1未経験馬では最上位に支持されている。

 「G1だし応援してくれるファンのためにも中途半端な状態では出せない。来週、ジョッキー(江田照)に感触を確かめてもらって無事なら出走させたい。ファンが喜んでくれるような、この馬らしいレースができれば」と意気込むトレーナー。春のグランプリを盛り上げるのはG1ホースだけじゃない。

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2012年6月8日のニュース