【エプソムC】松山康師 G1級モンテエンで結果出す!

[ 2012年6月8日 06:00 ]

【エプソムC】前走メイSで厳しい展開も3着に食い込んだモンテエン

 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」はモンテエンでエプソムCに挑む松山康久師(68)を直撃した。

 ――モンテエンの最終追い切りはウッドで5F64秒1。

 松山康師 先行させた馬が調教駆けする馬。さらに内へ入れたので時計が速くなりました。ちょっと動き過ぎたか?というくらい状態は良いです。

 ――前走(メイS3着)を振り返ってください。スタートは早かったが外からかぶされる形。

 それで下がってしまいました。その後も大型馬にピタッと外からかぶされて厳しい展開になりました。

 ――手を動かしつつも徐々に中団まで後退。

 動こうとしていたけど、外を開けてもらえませんでした。もう少し楽をさせてもらえれば結果も違ったと思います。

 ――直線では前が壁になる不利。

 身動きが取れず、外の馬を行かせてから外へ出す形になってしまいました。ペースも速くなかったからああいう形になると苦しいです。

 ――外へ出してから追い上げたが、レース上がり33秒3の流れでは届かない。

 そうですね。この馬自身、速いラップ(33秒1)で上がっているけど全体の上がりが速かったので届きませんでした。

 ――前々走(福島民報杯、3着)も内に閉じ込められて首を上げるような形。

 はい。このところ立て続けに窮屈な競馬になってしまっています。元来、注文の付く馬ではないのでスムーズな競馬をすればもっと良い勝負ができるはずです。

 ――1着馬(ヒットザターゲット)は直後に重賞(新潟大賞典)も勝つほどの馬。

 それでもゴール前の伸び脚は負けていませんでした。どんな相手とでも好勝負をできる能力を持った馬なんです。

 ――今回は重賞なのに前走比1キロ増の56キロ。このあたりも心配ない?

 全く心配していません。重量や相手は関係なく、どこに入っても差のない競馬ができる馬。今後はG1戦線でもと期待している馬なので、ここは結果を出してほしいところです。

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2012年6月8日のニュース