【安田記念】ストロングリターン、納得の馬なり

[ 2012年6月1日 06:00 ]

<安田記念>ストロングリターンの追い切りに騎乗した福永

 福永が騎乗したストロングリターンは3頭併せの真ん中。内のリアルインパクトが激しく追われたのに対し、こちらは終始馬なり。内外からプレッシャーをかけられる形を問題にせず、楽な手応えのまま半馬身先着した。「中2週なので強い調教はいらないとの指示。ちょうどいい負荷をかけられたと思うし、内容としても良かったと思う」。鞍上は志願の追い切り騎乗で納得の手応えをつかんだ。

 前走・京王杯SCは骨折による約半年の休み明け。「左に少しもたれる感じがあったが、それでも4着まで来たのだから、力のあるところを見せてくれた」と鞍上は振り返る。橋本助手も「前走は休み明けでガス抜きできていなかった面もある。1回使って良化している」と、前哨戦を叩いて確実な上昇カーブを描く愛馬に期待を寄せる。

 昨年はリアルインパクトを首差捉え切れず2着に敗れたが、負担重量は3歳だったリアルより4キロ重かった。今年は同じ58キロ。手応えで上回った追い切りの動きも含め、逆転Vの期待は高まる。福永は「いいイメージを持って臨める。今の東京は内がいいので外は回せない。できれば内枠が欲しい」。昨年同様、ゴール前は同門の一騎打ちとなるか。

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2012年6月1日のニュース