【阪神C】サンカルロ快勝!得意コースで本領

[ 2011年12月18日 06:00 ]

<阪神C>グランプリボス(左)との叩き合いを制したサンカルロ

 阪神土曜メーンの阪神Cはサンカルロが快勝。阪神巧者が本領を発揮した。道中は中団で脚をため直線は前を完璧にさばいて馬群の外へ。あとは手応え通りに加速するだけ。力強く坂を駆け上がり1頭、また1頭とかわしていく。最後に残ったのはグランプリボスだけだ。3歳マイル王に馬体を併せると鼻差の接戦を制してゴール。検量室で勝利を確認した吉田豊は満面の笑みだ。「いい位置で運べたし、直線でうまく外へ。そこからは馬を信じて追った。右にもたれるのがこの馬の癖だけど、ガッチリとハミを取ってくれた」

 今春に阪急杯を勝ち高松宮記念2着と結果を出しているコースで、また1つ勲章を手にした。今後は放牧を挟み、阪急杯(2月26日、阪神)で始動予定。大久保洋師は「厩舎の屋台骨を支える馬だからね。来年も頑張ってくれそうだし、何とかG1でも…と思っているんだよ」と力を込めた。

 ◆サンカルロ 父シンボリクリスエス 母ディーバ(母の父クラフティプロスペクター) 牡5歳 美浦・大久保洋厩舎所属 馬主・社台レースホース 生産者・北海道白老町白老ファーム 戦績28戦5勝 総獲得賞金3億4950万4000円。

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2011年12月18日のニュース