摩弥 連勝締め!自己ベストタイムで逃げ切り

[ 2011年7月14日 06:00 ]

最終日を1着で締めくくった佐藤摩弥(5周1コーナー)

 12日に初勝利を挙げた佐藤摩弥(19)が、13日の川口オート最終日5Rでも逃げ切り連勝。44年ぶりに誕生した女子オートレーサーはデビュー節を2勝2着1本の好成績で締めくくった。

 後続車とのハンデは30から20メートルに縮まったが、佐藤は愛車セリーナで軽快に風を切る。最後まで後続を寄せつけず力強いコーナーワークで2着・田中に10数メートルの差をつけてゴールに飛び込んだ。試走(3秒47)、競走(3秒56)共に今シリーズの自己ベストタイム。自ら一歩前進したことを感じ取って「スタートは少し失敗だったが、周回ではタイヤが滑るギリギリまで攻められた」と満足そうに振り返った。

 発走地点の近くにはモトクロスのレディース仲間から贈られた“摩弥 is FAST”の横断幕。前日にはオートレース用に改造されたモトクロス時代の愛用ヘルメットも届けられ闘志をかき立てた。デビュー節3日間で稼いだ賞金は19万6000円(1着7万円2回、2着5万6000円1回)。「期待されている分、頑張らないといけない。賞金?両親に何かプレゼントしなきゃ」と笑みを浮かべた。今後は今月23~26、8月20~23、26~29日の川口に出走予定。デビュー2節は新人の勝ち上がり権利はなく、8月20日からV戦線に加われる。

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2011年7月14日のニュース